2007年12月28日 本日の為替戦略

本日は12月28日(金曜日)、31日は一部の海外市場が休場となり、多くのディーラーは取引を終了し、実質的には本日が今年の最終日となる。ドル円の上昇もようやく止まり113円台まで値を戻しているが、円クロスを見てみると、EURJPY+CHFJPYが上昇、GBPJPY+CADJPYが下落、AUDJPYが横ばいなど、通常市場では稀な、通貨間で値動きが明確に異なり、年末のこの時期ならではの値動きとなっている。

昨日は、パキスタンのブット元首相が狙撃されて死亡、パキスタン政情を懸念した、金価格の上昇、スイスフランの上昇、株価の下落、債券の買いが見られ、USDCHF、EURCHFは下落しが、EURGBPはユーロ誕生来のポンド安となり、主要通貨ではポンド売りの流れは変わっていない。

昨日発表された米耐久財受注は弱く、ドル急落の直接的な材料となったが、通常の市場ではこれほど反応することは稀で、この時期特有の値動きで、為替変動リスクが高いことを忘れないようにしたい。

本日発表される米シカゴ購買部協会景気指数、米新築住宅販売件数は、投機筋にとって相場を動かす絶好の材料で、中途半端な値動きは予想できず、全く動かないか、動けば予想外の値幅になる可能性が高くなっている。

●ドル円
ドル円は、本邦勢の円売りに、年末ぎりぎりまでドル円の買い需要が続いたが、流石にこれから年始にかけて、円売り需要は国内要因からは剥げ落ちる。海外投機筋が114.70円を超え、115円近辺のドル買いを仕掛ける材料や勇気があるかと思えば・・・その可能性も高くない。それでは、113.40~50円以下の下値を試す方がまだ、水準的にも材料的にも利に適っているようであるが、円ロングを継続する勇気もまだ無い。

ドル円の4時間チャートは、上昇トレンドの下値を割り込み、下値不安が出始めている。上値のポイントは、113.98円、114.23~25円、114.65~71円。下値のポイントは、113.49~58円、113.25円、112.78円。RSIは63と弱い下降ラインが始まり、トレンドモメンタムは売りに転換している。トータルの判断は、流れは売りに転換しているが、前回長く揉み合いが続いたレンジ112.70~113.55円のレンジの上限は相当抵抗があると思われ、買い→113.90~95円で利食い+113.25円ストップロス。売り→114.25~30円ストップロスで、下値を試すことを期待したい。

●ユーロドル
ユーロドルは、ユーロドルは1.46台を回復、ドル売りの流れに堅調に推移し、ユーロ円の買いが続いているため、調整局面のユーロ売りは思ったほど少ない。ユーロポンドが過去最高値を更新するなど、クロスでもユーロ買いが続いているが、時期が時期だけにこの1.43台から反発し1.46台となったユーロ買いに追従してもいいのか選択に苦慮する。この水準を高値に反落する可能性と、また、1.47台半ばまで再上昇してから、下落する可能性を意識したい。

ユーロドルの4時間チャートは、下降ラインの上限を超え、上昇ラインが形成されている。上値のポイントは、1.4656、1.4672、1.4748~52。下値のポイントは、1.4572、1.4506、1.4452~76、1.4374~97。RSIは78と上昇ラインが続き、これを割り込んだら売りに転換する可能性が出てくる。トレンドモメンタムか買いを継続。トータルの判断は、目先は買いを継続しているが、基本は1.4650~1.4750ゾーンは売りと判断。

●ポンド円
ポンド円は、ポンドと円は同類なのか、弱い時も強いときも同じ穴の狢の様になっており、結果としてポンド円は狭いレンジで取引が続いている。ポンドドルかドル円で、新しいトレンドが出れば追従する必要があるが、どうもその様には見えない。

ポンド円の4時間チャートは、下落トレンドから上昇トレンドに変わり、226~228.50円のレンジに入っている。上値のポイントは、227.12円、228.33円、230.33円。下値のポイントは、226.53円、226.13円、225.39~41円。RSIは77と上昇ラインが続き、これを割り込んだら売りに転換する可能性が出てくる。トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、テクニカでは弱い買いが続いているが、結論は様子見。

●本日の経済指標・その他
08:30 日本 11月失業率=予想4.0% 前回4.0%、 有効求人倍率=予想1.02 前回1.02
08:30 日本 12月の東京都区部消費者物価指数=前年比予想0.3% 前回0.3%、 除く生鮮食品=前年比予想0.3% 前回0.1%
08:30 日本 11月の全国消費者物価指数=前年比予想0.5% 前回0.3%、除く生鮮食品=前年比予想0.3% 前回0.1%
08:50 日本 11月の鉱工業生産・速報=前月比予想-1.7% 前回1.7%、 前年比予想2.7% 前回4.7%
19:30 スイス 12月のKOF先行指数=予想1.98 前回2.02
23:45 米 12月のシカゴ購買部協会景気指数=予想51.8 前回52.9
00:00 米 11月の新築住宅販売件数=予想-1.1%・72万件 前回1.7%・72.8万件
00:00 米 11月の求人広告指数=予想22 前回23
未定 独 12月消費者物価指数・速報=前月比予想0.8% 前回0.5%、前年比予想3.1% 前回3.1%、HICP前月比予想0.8% 前回0.5%、HICP前年比予想=3.2% 前回3.3%