2008年4月24日 本日の為替戦略

先日、ドイツ国内の中小銀行5行が破綻の可能性に陥っているとの観測が流れ、目を疑ったが、表立ってEUR売りにならず、逆に1.60大台を試す動きとなっていた。


昨日は、独銀HVBのCEOが、第1四半期に大規模な評価損計上の見通しと発言、英銀行協会(BBA)3月の住宅ローン承認件数は過去最低を記録、カナダ小売売上高は前月比-0.7%と下落、ベルギーの先行指数は-7.9と、とんでもなく悪い数字となった。この結果に、本日の独IFO景況指数が悪いとのウワサが流れ、本日はこの数字が非常に注目されている。


米国と英国は、流動性対策を実施、欧州のユーロが別物と考えられていたが、不安になってきている。為替レートは比較の代物で、悪いが、より悪いと売られ、この論理では、悪いユーロもポンドやドルよりマシとの判断であろう。


EURUSDのDailyチャートを見れば、RSIは売りダイバージェンスが続き(指数は低下=価格は上昇)、EURUSDは1.53台と大幅な下落が予想されている。反面、価格が下がらず、指数が上昇に転じると、EURUSDはとんでもない超大幅な上昇になり、次の目標は1.7~1.8・・・・。まあ、どちらも可能性があり、この流れがはっきりするまでは、短期取引でお茶を濁す以外なさそうである。


本日の経済指標・その他からは、NZの政策金利は据え置きを決定。独IFO景況指数、英小売売上高指数と、欧州市場の台風の目となっており、米国でも耐久財受注、新築住宅販売件数は重要で、中銀のレポートも気になる。


●ドル円
ドル円は、一時的に103円を割り込んだものの、相変わらず103円以下のドル買い需要は強い。国内外問わず、買いが続き、Dailyチャートは買いが続き、投機筋も押し目買いに入りやすく、過去最大規模の米2年債入札を控え、なかなか下げることは難しくなっている。しかし、より悪い通貨が売られるとのセオリーからは、まだ、円はマシで、円高期待は続いている。


ドル円の4時間チャートは、103円を中心とした取引が続き、方向感が定まらない。上値のポイントは、103.70円、104.41円、104.98円、105.67円。下値のポイントは、102.88円、102.73円、101.78円。RSIは57と下降ラインが弱まり横ばいに変化、トレンドモメンタムは売りを継続しながらも、買いに変化する可能性も出ている。トータルの判断は、売りの流れは弱まるが、ドル売りが続いている。短期では103.70円、余裕があれば104.41円を超えたら撤退で、ドル売り維持。


●ユーロドル
ユーロドルは、いつもの事ではあるが、時間を費やし、大台を達成した相場は、何度か大きな調整が入り、再上昇が続く事が多い。1.60から300ポイント近くの調整が終わり、再上昇ができるのか、1.57~1.60のレンジを抜け出すまでは無理をせず、本日は欧州市場で発表される、IFO景況指数を見るまでは、小幅な取引だけを考えたい。


ユーロドルの4時間チャートは、1.60の大台を超えながらも、調整をしながら緩やかな上昇が続いている。上値のポイントは、1.5982、1.6017~20、1.6049、1.6166、1.6215。下値のポイントは、1.5859、1.5827、1.5710、1.5670。RSIは49と緩やかな下落から横ばいとなり、トレンドモメンタムは売り買いが短期的に変化し、弱いながら売りに変化しているが、サインは弱い。トータルの判断は、ミックスで、1.5710~1.6020のレンジ。


●ポンド円
ポンド円は、GBPUSDが1.98~2.00のレンジで揉み合いとなり、GBPJPYもレンジ相場が続いている。Dailyチャートは買いの流れが続き、極短期、中期的な売り相場に相反し、相場感がミックスしている。本日の英小売売上高指数が予想外に数字となれば、話しは別だが、戻り売りの流れが続いている。


ポンド円の4時間チャートは、205円を中心に204~206円のレンジで取引されている。上値のポイントは、205.10円、205.79円、206.20円、207.87円、208.00円。下値のポイントは、203.58円、202.02円、201.95円。RSIは52と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りが続いている。トータルの判断は、206.20~30円を超えるまでは、売りを継続。」


●本日の経済指標・その他
06:00 NZ NZ中銀(RBNZオフィシャル・キャッシュレート)金融政策発表=政策金利8.25%の据置きを決定、予想通り。
08:50 日本  2月の全産業活動指数=前月比予想-0.5% 前回0.0%
08:50 日本 3月の企業向けサービス価格指数=前年比予想 前回0.7%
09:01 英 イングランド銀行=金融安定化レポートを発表
17:00 独 4月のIFO景況指数=予想104.4 前回104.8、現況指数=予想111.5 前回111.5、期待指数=予想98.0 前回98.4
17:30 英 3月の小売売上高指数=前月比予想-0.2% 前回0.9% 前年比予想3.6% 前回5.5%
19:00 英 CPI trends order(受注)=予想4.0 前回7.0
21:30 米 新規失業保険申請件数 (4/20までの週)=予想37.5万件 前回37.2万件
21:30 米 3月の耐久財受注: 新規受注=前月比予想0.0% 前回-1.1%、除く輸送機器=予想0.4% 前回-2.4%、除く国防関連=予想-1.0% 前回-1.5%、除く航空機&非国防資本財=予想0.0% 前回-2.4%
23:00 米 3月の新築住宅販売件数=予想-0.8%・58万件 前回-1.8%・59万件
23:30 カナダ カナダ中銀金融政策レポート
24~30日 15:00 ネーションワイド住宅価格=前月比予想 前回-0.6%、前年比予想 前回1.1%
トリシェECB総裁あいさつ、ECB主催の「統計に関する戦略的ビジョン、今後10年間の課題」につて会議