2008年4月3日 本日の為替戦略

昨日のバーナンキFRB議長の議会証言では、①「リセッション入りした可能性はある」→ ②「今年の成長は上半期で若干縮小」→ ③「下半期で活動が強くなる」、とのことである。


市場の評価も実に面白い、報道機関は①を強調、市場参加者の内、ドルベア派は②を強調、ドルブル派は③を強調、いったいどうなっているのか、その後の値動きを見ても良くわからない状態である。


為替市場では、どこまで米経済の鈍化や金融不安を折り込み、ドルショートポジションを積み上げているかによって、全く異なる反応を示すことが多い。市場のポジションを想像するに、ドルショート=円ロング そして、ユーロロングが多いが、ユーロ買いの根拠は円より確りしており、目先では、円はドルや他通貨での円ロングポジションの調整が続く可能性は残る。しかし、中期的な変化に繋がるかでは別で、その材料もみられない。


金利先物市場では、4月のFRB0.5%の利下げ可能性は低いものの、昨日のバーナンキFRB議長発言を受けて若干高まったとある。株と為替の反応はややドル売りに傾いている。それと、11日のワシントンG7を前に、色々な思惑や発言に相場が動く可能性が高くなる。


●ドル円
ドル円は、本邦本決算、海外四半期決算も終わり、ひとまずリスク回避措置も終了、円売り戻しが続いている。これで、ドル売り要因が無くなるとの自信を持てないが、98~101円での揉み合いから、上抜けしたばかりの相場だけに、暫くは何処まで上昇できるのかを試しそうである。


ドル円の4時間チャートは、緩やかな上昇から101.50~103円のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、103.58円、103.69円、104.98円、105.65円。下値のポイントは、101.72円、101.45円、100.88円、100.58円。RSIは69と横ばいながら上昇ラインを維持、トレンドモメンタムは買いを継続。トータルの判断は、買い。100.58円を割り込むまでは買いを継続。


●ユーロドル
ユーロドルは、1.55台を維持し、中銀筋を含め幅広いユーロ買いに再び1.57目指し上昇している。11日のG7を前に欧州為政者からユーロ高抑制発言や思惑の売りが出やすいが、その状況でも実需や政府系ファンド主導の買いが続き、買い安心感が広まり上昇リスクが続いている。


ユーロドルの4時間チャートは、1.5500を底値に反発、1.5600~1.5700のレンジで取引されている。上値のポイントは、1.5702、1.5776、1.5902。下値のポイントは、1.5583、1.5552、1.5466、1.5400、1.5340。RSIは41と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、昨日の上昇にもレンジ上限を維持、売りを維持しているが、1.5702~07を超えたら買いに変化。


●ポンド円
ポンド円は、円売りの流れと、ポンド買いの流れに、202円を上抜け204円と、買いに勝負があったような流れに変わっている。今月予想されているBOEの利下げ観測が薄らいだとの思惑もあるが、2~3週間の揉み合い後の上昇だけに、買いの流れが続きそうである。


ポンド円の4時間チャートは、197~202円のレンジ上限を超え、買いが続いているが、204円で上値が抑えられている。上値のポイントは、204.33円、207.43円、207.77~97円、210.05円。下値のポイントは、202.07円、202.73~84円、201.64円、201.11円。RSIは62.8と上昇が続き、トレンドモメンタムは買いを継続している。トータルの判断は、サインは買い、202.00~204.33円のレンジに入る可能性が残るが、これを上抜けしたら、買いが加速。


●本日の経済指標・その他
16:00 ノルウェー 2月の小売売上高=前月比予想0.5% 前回-0.5%、前年比予想4.3% 前回3.6%
16:00 ユーロ サービス業PMI=予想51.7 前回52.3、Composit PMI=予想51.9 前回52.8
16:30 英 3月のサービス業PMI=予想53.3 前回54.0
18:00 ユーロ 2月の小売売上高=前月比予想0.2% 前回0.4%、前年比予想0.0% 前回-0.1%
21:30 米 新規失業保険申請件数(3/30までの週=予想37万人 前回 36.6万件
23:00 米 3月のISM非製造業景況指数: 総合指数=予想49.0 前回49.3、景気指数=予想49.5 前回50.8
バーナンキ米FRB議長=上院銀行委員会で証言(日本時間午後11時)。
米上院銀行委員会でベアー・スターンズ買収に関する公聴会
バーナンキFRB議長、ポールソン財務長官、コックスSEC委員長が出席
イエレン米サンフランシスコ地区連銀総裁が米経済について講演
ミシュキンFRB理事が「中銀のコミットメント」で講演
スイス中銀四半期報告