2008年4月9日 本日の為替戦略

グリーンスパン元FRB議長の釈明は非常に面白かった。現在のサブプライム問題を引き起こした原因が、金融緩和政策を実施した、グリーンスパン氏にあるのではとの市場の批判に対して、俺の意見よりも、もっと金融緩和をすべきと主張した理事が沢山いたんだぞ、俺は何にも悪くない・・・。


こんな、何年も昔の話を持ち出して批判するほうも気が知れないが、俺は何にも悪くないと反撃するほうも、また気が知れない。ただ、このように持論を主張するのも、流石にアメリカ。


過去の日本では歴史に残るバブルを作り、バブルを崩壊させた人たちを追求したか、そして、誰方が釈明したのか、思い出すことはできない。ただ言えることは、金融政策は非常に長期に渡り続き、確実にその経済に影響を及ぼす事は、歴史が証明しており、日銀の人事に早く決着をつけなくて、いいのでしょうか?


FOMC議事録では、バーナンキFRB議長の議会証言を裏付ける形で、長期に及ぶ深刻な景気低迷の可能性は排除できないとのこと、先のFOMCで0.75%の利下げに2名反対とのことで、そろそろ金融政策の舵取りも限界に近づいている可能性もあるが、米金利先物市場は、4月FOMCで0.50%利下げ確立40%折り込み、年央まで0.50%利下げ確立は90%(前日68%)に上昇している。


IMF半期1度の世界金融安定報告では、銀行の評価損や損失は2008年3月までに、9450億ドルに達したと推定。あまりにも大きな数字に、明日の、BOEとECBの金融政策と11日のG7を見極めたいとの思惑が強く、今日もレンジ相場に入りやすい。


本日の主な経済指標・その他では、日銀の金融政策決定会合は政策金利0.5%の据置きが確実視され、一部には利下げ期待も残っているが、可能性は非常に低い。独貿易収支は、ユーロ高の影響が気になり、ユーロ圏GDP改定値は前回と変わらずとなっている。


●ドル円
ドル円は、株価の下落や弱い米経済指標にも円買いの反応は鈍く、101.45円~103円の上下を試したが、結局は底堅い印象となった。買いの主役は本邦投信と、最近新聞紙上でよく見る、サムライ債といわれている。海外勢が日本から資金の調達を行っている事。102円台の終値は先週7日間で、5日間続き、101円台が2日間で、103円台の終値は3月11日からなく、これを超えるまでは下げ方向が続きそうである。


ドル円の4時間チャートは、101.45~103円のレンジでの取引が続いている。上値のポイントは、103.00円、103.58円、103.69円、104.98円。下値のポイントは、101.45円、101.30円、100.88円、100.58円、100.07円。RSIは54と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続、トータルの判断は、売りだが、Dailyチャートは買いに変わり、昨日同様に101円を割り込むまでは、あまり強気にもなれないが、103円を超えてクローズするまで売り継続。


●ユーロドル
ユーロドルは、ECBは金利据置きが確実視され、EURUSDもどうも上値が重くなっている。目先は1.55~1.59のレンジで、1.57中心の相場が続き、目先は、レンジ相場を意識せざるを得ないが、これを抜け出す方向に動きやすくなっている。


ユーロドルの4時間チャートは、より狭く、1.57を中心に、1.56~1.58のレンジで取引が続いている。上値のポイントは、1.5702、1.5852、1.5552、1.5509。下値のポイントは、1.5685、1.5552、1.5509、1.5466。RSIは52と上昇ラインの下限近くとなり、トレンドモメンタムは変形ながら、売りに変化する可能性が出ている。トータルの判断は、売りで1.5702~12を超えたら撤退。


●ポンド円
ポンド円は、BOEの利下げ観測、住宅価格の下落に弱く、GBPUSDは1.97~2.00のレンジで推移、1.97を割り込むことを予想しているが、ECB金融政策やG7を待つ必要もある。


ポンド円の4時間チャートは、202円を割り込み、下げ方向が強まっている。上値のポイントは、202.07円、202.38円、203.17円、203.37円。下値のポイントは、200.79円、200.09円、198.43円、196.99円。RSIは44と下降ラインが続き、トレンドモメンタムは売りを継続している。トータルの判断は、売り。202円を割り込んだことで売り圧力が強まっている。


●本日の経済指標・その他
日本 日銀金融政策決定会合=政策金0.5%の利据え置きを予想
09:30 豪 4月の消費者信用=予想 前回-9.1%
15:00 日本 4月の金融経済月報・基本的見解
15:00 独 2月の貿易収支=予想158億ユーロ 前回161億ユーロ、輸出=予想-0.3% 前回3.8%、輸入=予想0.5% 前回4.2%
15:00 独 2月の経常収支=予想133億ユーロ、前回150億ユーロ
17:30 英 2月の鉱工業生産=前月比予想0.1% 前回-0.1%、前年比予想1.2% 前回0.4%
17:30 英  2月の製造業生産高=前月比予想0.1% 前回0.4%、前年比予想1.5% 前回0.6%
18:00 ユーロ 第4四半期のGDP・改定値=前期比予想0.4% 前回0.4%、前年比予想2.2% 前回2.2%
23:00 米 2月の卸売在庫=前月比予想0.5% 前回0.8%
フィッシャー米ダラス連銀総裁、現在の経済状態について講演
バーナンキ米FRB議長、金融リタラシーの会見であいさつ
OECD、 独経済見通しを発表
IMF、世界経済見通しを発表