2008年5月20日 19日の海外為替市場
日経平均株価=14269.61(50.13 0.35%)、NYダウ=13028.16(41.36 0.32%)、独DAX=7225.94(69.39 0.97%)、英FTSE=6376.50(72.20 1.15%)、金=905.80(5.9 0.66%)、原油=127.05(0.76 0.60%)。原油価格は最高値を更新。
アジア市場は、朝方発表された英ライトムーブ住宅価格が強く、一時GBPの買いが見られが長続きできず、取引量も少なく、主要通貨では狭いレンジでの取引となった。
欧州市場は、先週末流れ試しのドル売りからは入ったものの、追従もなく、ポジション調整の売りに結局は元の水準に戻し、GBPUSD=1.9623→1.9525(欧州市場)→1.9453(米国市場)まで下落。逆にCADの買いが強く、USDCAD=0.9994→0.9954(アジア市場)→0.9925(欧州市場)→オプションカットで0.9900(米国市場)オプションバリアを試す動きが続いたが、その後も達成できずにいる。
米国市場は、米景気先行指数の発表を契機にドル買いが強まり、主要通貨ではドル高の動きとなったが、米国株が150ドル近い上昇から値を下げ、USDJPYは値を下げ、クロスでは円いが強まった。
●ドル円
アジア市場のドル円は104.02円で取引が始まり、103.94円を安値に、AUDJPYやGBPJPYの買い、投機筋や米系証券の買いに104.30円まで上昇したが、本邦実需筋の売りに上値を押さえられ、 104.00~20円のレンジから、欧州勢の参入に103.88円まで下落した。欧州市場は104.12円で取引が始まり、主要通貨でドル売りが加速、103.63円まで下落したが、アジア勢や投信筋の買いに104.12円まで徐々に値を戻し、103.90~10円のレンジで取引が続いた。NYダウが一時150ドル近く上昇し、米景気先行指数が若干予想を上回り、オプション勢の買いに104.69円まで上昇、米系ファンドの利食い売りと、クロスの円買いに上値を押さえられ、104.50~65円のレンジで取引が続いた。NYダウが前日同水準近くまで値を下げると、104.18円まで値を下げ、06:00時では104.33円で取引されている。
●ユーロドル
アジア市場のユーロドルは1.5594で取引が始まり、薄商いの中で投機筋の利食い売りに1.5560まで値を下げたが、アジア勢+ファンド勢の買いに下げ止まり、1.5560~90での揉み合いから、欧州勢の買いに1.5603まで上昇した。欧州市場は1.5576で取引が始まり、東欧勢の買いに前日の高値1.5602を超え1.5634まで上昇したが、追従も無く実需筋の売りに1.5567まで下落、1.5570~95のレンジで取引が続いた。欧州勢の売りに1.5560を割り込み、米景気先行指数の発表を契機に、1.5530~50のストップロスを誘発し、1.5500のオプション勢の買いを消化し、ロンドンフィキシング後には1.5486まで続落となった。北欧勢の買いに下げ止まり、1.5495~20のレンジで売り買いが交錯、06:00時では1.5510で取引されている。
●ユーロ円
アジア市場のユーロ円は162.25円で取引が始まり、AUDJPYやGBPJPYの買いに前日の高値162.49円を一時上回り162.54円まで上昇したが、追従も無く161.00円まで下落、162.00~30円の狭いレンジで取引が続いた。欧州市場は162.19円で取引が始まり、欧州勢の売りに一時161.80円まで下落、161.90~20円の狭いレンジで取引が続いた。NYダウの上昇にも買いは鈍くレンジ相場が続いていたが、ロンドンフィキシングの買いに一時162.33円まで上昇、NYダウが前日終値近くまで値を下げると、161.56円まで続落、06:00時では161.69円で取引されている。、
●主な経済指標の結果
カナダ・トロント休場(ビクトリア・デー)
9:01 英 5月 ライトムーブ住宅価格=前月比1.2%(予想-0.6% 前回-0.1%)、 前年比2.2%(予想0.3% 前回1.3%)→ 過去最高
23:00 米 4月 景気先行指数=前月比0.1%(予想-0.1% 前回0.1%)、一致指数=0.0%(前回0.0%)、遅行指数=0.1%(前回0.4%)
●昨日の主な発言その他
米国・カナダ
◎米 → フェルドスタイン全米経済研究所(NBER)所長=米国景気の基調は12~1月以降に下方に転換。現在の危機は最近の2回のリセッションとは異なっており、底が深いとどうかを判断するのは時期尚早だと述べた。月次の指標をみた場合、トレンドが12~1月以降に転換したのは明らか。鉱工業生産や実質所得、雇用、小売売上高などの分野は、2月はひどかったが、3月はこれより若干ましだった。4月は減少幅が予想よりも小さかった。
◎米 → 全米企業エコノミスト協会=52人のエコノミストは米下半期成長見通し2.1%へ下方修正。
欧州・英国
◎ユーロ → ラガルド仏経済雇用相=急激で過度の為替変動は世界経済にプラスにならない。
◎ユーロ → ミロウ独財務次官=2008年の独GDP伸び率、2%を上回る可能性。対ドルで過去最高値をつけているユーロについて、原油価格の押し下げにつながるものの、貿易収支の面では問題。ドイツ経済はユーロ相場の上昇に敏感。世界的な信用収縮を受けたショックはまだ続く可能性がある。クレジット危機の影響は、実体経済に及ぶだろう。
◎ユーロ → ドイツ連銀の月報=インフレ率は向こう数カ月間で著しく加速し、大幅に鈍化するのは晩秋以降となる可能性が高い。非金融機関向け融資の強い伸びが物価安定策にとって懸念材料。長期にわたってインフレ期待を抑制することが金融政策の主要課題。
◎ユーロ → トリシェECB総裁=世界経済は持続的で非常に著しい市場の調整に直面しており、政策当局者は物価安定を目指す必要がある。雇用を維持および拡大する上でインフレ抑制が最善の方法。中期的な物価安定や物価安定に対する信頼感は、高水準の成長や持続可能な雇用創出を達成する上で最善の方法。原油・食品価格の上昇でインフレ圧力が強まっており難しく厳しい時期だ。
◎ユーロ → ゴンサレスパラモECB専務理事=インフレ上昇のリスクが続き、弱まっている兆候はない。インフレは抑制されている。ユーロは市場混乱の緩衝材に。
◎スイス → UBS・CEO=信用危機の大部分は過ぎ去ったが、同行のリスクポジションは依然とおおきく、引き続き圧縮している。
日本・その他
◎日本 → 津田財務次官=米景気後退懸念など下方リスクあり、景気の先行き慎重に見たい6月のG8財務相会合、世界経済・開発・気候変動などが議論の柱。G8財務相会合ではFSF最終報告の進ちょく状況について報告行われる。米景気後退懸念など下方リスクあり、景気の先行き慎重に見たい。
◎OPEC → ヘリルOPEC議長=9月総会での増産決定の可能性は低い。